コースの設計も芝もオリジナリティに溢れ、ひとことで言えば難しい。
しかし、上手い人しか楽しめないかというと決してそうではありません。さまざまな技量の人が、自分の考えと工夫で各ホールを攻めていくというゴルフ本来の楽しさがこのコースにはある。ゆえに鳴尾はいつの時代にも、ゴルフを愛してやまぬ者たちにとってかけがえのない倶楽部であり続けたのです。
鳴尾に関心をお持ちの方はご連絡ください。
ご案内する機会を設けます。
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では難しいから嫌になるかというと決してそんなことはありません。競技会やお付き合いで他のコースを回ったあとに鳴尾に来ると、家に帰ってきたように落ち着きます。そうした落ち着きや安心感を与えてくれるのは、やはりメンバーシップクラブとしての長い伝統があるからでしょう。
その伝統ゆえに関西では名門に位置付けられていることは、私もときどき意識します。
そこそこ技量を上げてローハンデになりましたので、関西ゴルフ連盟主催の競技会などに参加させていただく機会があります。そこで他のクラブの方とご挨拶を交わすと「ほお、まだお若いようですが、鳴尾の方ですか」と、小さな驚きとともに一目置いて頂いている感じはします。だからと言って自分が偉いとかステイタスが高いとか全く思いませんが、「鳴尾の名前に恥ずかしくない振る舞いをしよう」と気を引き締めています。
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昨年、シニアオープンが開催され、私も運営スタッフの一人として近くでプレイを見ることができたのは、うれしい経験でした。優勝された倉本さんをはじめ多くの選手が、私が学生のころレギュラーツアーのトップ中のトップで憧れていた存在ですから。
ただ、雨のせいもあったでしょうが、プロでも手こずるほど我々のコースは難しいのだと改めて思いましたね。
伝統のあるクラブですから当然守るべきルールがあり、マナーを厳しく指摘なさる方もいらっしゃいます。でもそれは相手のため、倶楽部のためを思って仰っているわけですから、きちんと受け止めなければなりません。社員のほとんどが、私にとって人生の先輩であり、鳴尾にいなければ一生お会いできないような方もいっぱいいらっしゃる。その仲間に入れて頂けるのは、本当に有り難く、得難い経験をさせて頂いていると思います。
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社員のみなさんは、やはりゴルフのルールには厳しい。私はゴルフから離れていた時期があるせいか、ちょっといい加減に思っていたところがあったので、見直すいい機会になりました。また、クラブ独自のルール、マナーには正直、最初は戸惑うものもありました。例えば腰の後ろにつける名札。私はちょっと抵抗があったので前につけていたら、とある方から「前からじろじろ見るのではなく、後ろからさりげなく見るためのルールだ」と諭されました。
正社員になって実質まだ1年ちょっとですから、社員として憶えないといけないことがまだまだあると思いますが、この倶楽部で過ごす時間をできるだけ増やし、終生の友人を見つけたいと願っています。
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